夕暮れ社 いなもり支店

夕暮れ社 弱男ユニットの劇団内ユニット

稽古場近況報告!(小説風)

こんばんは〜昨日稽古場速報をせずに寝落ちしてしまった反省といたしまして、今日はたっぷり書きたいと思います!

帰り道ふと思いついたので、今日の稽古をドラマティックに書きます。ネタバレもたくさん散りばめておりますので、お見逃しのないように。

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今日も「夕暮れ社 いなもり支店」の稽古。

いつも通りの稽古だと思っていたのに……

その日は何もかもが普通だった。欣也さんの髭はいつも通りふさふさふわふわしていて、志穂ちゃんは相変わらず小さくて、村上さんは細く、南基文さんの目は垂れていた。向井さんは私に「また太った?」と言いたそうにしていて、最近太ってきたいせむらさんは私を見て安心しているようだった。いや、そう見えたのは私が稽古前に誘惑に負けてマネケンのワッフルを食べてしまったことによる被害妄想に違いない。ただ、いつもと違うのはいなもり支店長がいないということだけ。しかし、これには誰も動じない。何しろ稽古がはじまる前に、構成台本を書くため少し遅れるとの連絡がみんなに来ていたからである。稽古がはじまった。今日もいなもり支店のコント練習法「コント別稽古場分割法」で稽古が行われた。前方では欣也さんと南基文さんがいせむらさん脚本の「素直になれなくて」の稽古をしていた。お二人とも弾けまくっていて、いせむらさんが満面の笑みで「いいですね〜!」と言っていた。お二人がセリフを発する度に稽古場に笑いの波が押し寄せる。それもいつものことだった。後方では向井さんと志穂ちゃんがセリフ覚えをしていて、私は歌詞を考えていた。「素直になれなくて」の稽古が終わると、違う演目の稽古がはじまった。この演目はキスシーンが多い。私が前に稽古でキスシーンをするときにものすごく恥ずかしがってるのを見た志穂ちゃんが「私がそういうシーンをやることになったら恥ずかしがらないでいようと思う。だって恥ずかしがらなくなった時に、いろいろ経験したのがばれちゃうじゃん?」って言っていた。でも目の前にいる志穂ちゃんはすごく恥ずかしがっていた。仕方ない、19才はそういう年頃なのである。しかしこの演目は本当に面白く、支店長だけでなく私のお気に入りでもある。しばらくすると、構成台本を抱えた支店長がやってきた。みんなが台本に目を向けた…その時である。村上さんは何かに取り憑かれたように笑いが止まらなくなり、今日も少し伸びたであろう欣也さんの髭は小刻みに震え、伊勢村さんは目を見開いた。そう、その台本は誰も見たり聞いたりしたことのないような、前代未聞の台本だったのである…!どうなる、夕暮れ社いなもり支店!

つづく

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とこんな大層に書いてしまいましたが、完結に言うと「支店長の書いた台本がとてつもなく面白かった」ということだけです。笑

ここから少しずつ変更はされるとおもいますが、今日序盤を稽古しただけで、演じているほうも笑ってしまうほど面白かったです!

ここまで言われると気になりませんか。

ぜひ立誠まで足を運んで、いなもり支店長の鬼才っぷりを目撃して下さい!

藤居

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